位牌の種類は、形状と機能により板位牌と繰出位牌の2種類に分類することが出来ます。
位牌は、形状と機能により板位牌と繰出位牌の2種類に分類することが出来ます。更に板位牌には、塗り位牌、唐木位牌、白木位牌の3種類があります。塗り位牌は漆や金箔が施された種類のもので、唐木位牌は素材が黒檀や紫檀などの銘木によるものです。白木位牌は、塗装のない白木地のままの種類の位牌のことをいいます。葬儀の際に用意するのはまず白木位牌ですが、これは仮のものなので四十九日の法要を終えたら、お寺様に納めます。仏壇に祀るのは、塗り位牌、唐木位牌のどちらかの種類に作り替えたものになります。また繰出位牌は、屋根と扉が付いて中に6〜10枚の薄木の板が収納されている種類の位牌です。古い位牌がたくさんある場合など、この種類の位牌はひとつにまとまるので便利です。
なぜ、忌明けの四十九日の法要までは白木位牌を祀るのでしょう? これは「人は死して四十九日間は行き先が定まらない転生の期間である」という考え方からきています。人はこの四十九日の法要までに、来世での姿が決まるとされているのです。つまり白木位牌は四十九日間だけの仮の位牌で、転生したとされる日四十九の法要をもって、本位牌である塗り位牌か唐木位牌の種類に作り直すというのが習わしとなっています。本位牌を選ぶときは故人に合わせた種類の位牌を作り、祀ってあげたいものですね。ちなみに塗り位牌は「三方金」「面金」「総金」と、どこに金箔を施すかで種類がわかれます。金箔ではなく、金粉で仕上げた種類の位牌もあり、その場合は「三方粉」「面粉」「総粉」と呼びます。