蒸し鍋

伊賀焼きの蒸し鍋とは?

三重県伊賀の地はその昔、琵琶湖の湖底でした。この琵琶湖層から採れる陶土(木節粘土)は、中に炭化した植物を多く含んでいるため、焼成すると中に 含まれていた有機物が燃え、小さな気孔がたくさんあいた、多孔質な粗土になります。したがって、熱源から食材に直に熱を伝えることなく、本体で熱を蓄えら れてからじっくりと芯まで伝えます。
この伊賀の土で作られた蒸し鍋は鍋本体がじっくりと熱を蓄え、食材にじんわりと火を通し旨みを逃がさず調理します。また、伊賀の耐火素地からは遠赤外線が出ています。蒸し鍋は、この遠赤外線効果と効率良く勢いのある蒸気によって、短時間で蒸しあげることができます。

蒸し鍋はなぜヘルシーか?

蒸し鍋で肉類や魚介類を蒸すと余分な脂肪分が落ちます。蒸し鍋だと、あらゆる食材が一緒に料理でき、また遠赤外線の効果により熱が芯まで早く伝わる ので、べたつきません。短期間で歯ざわりの良いおいしい蒸し料理を手軽に作れます。蒸し鍋を使うと、野菜は温野菜として、おいしくたくさん摂ることができ ます。
また、蒸し鍋の下に落ちたスープは多くの材料の栄養素がたっぷり含まれています。これを使って、雑炊や少し味付けをしてスープを楽しめます。冷蔵庫の残り物(生もの・フライ・焼き物)も、蒸し鍋の水蒸気の効果で電子レンジよりもおいしく調理できます。
蒸し鍋でお米も炊けます。蒸し鍋の遠赤外線効果により、お米の芯まで熱が通り、火加減なしでふっくらしたご飯が炊き上がります。蒸し鍋は厚みがあ るので、熱をしっかり蓄えて、火を切ってからも沸騰しながら蒸らし続けることができますし、保温性にも優れています。また、蒸し鍋は二重蓋なので、圧力釜 の機能を果たし、吹きこぼれも防げます。蒸し鍋は多孔質な素地のため、木のおひつと同じように呼吸をし、ご飯がべとつかず冷めてもおいしくいただけます。
蒸し鍋を使うと、炊き込みご飯や玄米もおいしくできます。

蒸し鍋は冷蔵庫?

蒸し鍋は、暑い夏の季節には冷蔵庫としても使えます。蒸し鍋を使用前に水につけ、水分を含ませてます。蒸し鍋の中敷の上に氷をのせて食材を盛り付け ます。食材の余分な水分は蒸し鍋の下に落ちますので、食材がべたつきません。蒸し鍋は多孔質な素地のため、中敷の下にも氷を入れることで気化熱効果が生 じ、蒸し鍋は冷蔵庫になるわけです。蒸し鍋は、冷しそうめん、冷麺、フルーツ、サラダなど夏に冷たく食べたい料理にも使えるわけなのです。

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